• Top
  • 製品情報
  • 使い方・講座
  • ダウンロード
  • サポート
  • ご購入
  • イベント
使い方・講座

[4]陰影とハイライト

今回は[ベジェ曲線]ツールを使い、影を描画する範囲を作成します。指定した範囲をもとに、グラデーションなどの陰影を描きます。

作例イラストの下塗りまでが終了しているIllustStudioファイルです。以下の工程をこちらで実際に試してみてください。

1.影の下描き


どのように影を付けるかを決め、下描きします。

影指定


(1)レイヤーの最上層に「影指定」という名前のラスターレイヤーを作成します。

(2)「影指定」レイヤーの不透明度を50%程度に下げ、半透明にします。

(3)[鉛筆]ツールなどで、どのように影を付けるか、下描きしていきます。

下描き


下描きができたら、[ベジェ曲線]ツールを使い、影の輪郭を描画します。[ベジェ曲線]ツールで描画すると、手描きの場合よりもより滑らかな曲線になります。

■ベジェ曲線ツールの使用方法
[ベジェ曲線]ツールは、定規レイヤーに滑らかな線を引くためのツールです。

ツールオプション


[ベジェ曲線]ツールオプションパレットで上図のように設定します。タブレットでの作業はクリック時にブレてしまうので、[ベジェ曲線]ツールを[ドラッグで指定]オンで使用する場合には、マウスが向いています。

■始点と終点

始点と終点


クリック、もしくはドラッグで線の始点を設定し、描画を開始します。ダブルクリック、もしくは始点のクリックで、描画を終了します。 カーソルが始点の上に来た際には、カーソル右下のマークが「□」から「○」に変わります。この状態でクリックすると、ベジェ曲線を閉じる事ができます。

ベジェ曲線


ダブルクリックし、ベジェ曲線を閉じずに終了すると、線が描画されます。 始点をクリックし、ベジェ曲線を閉じて終了すると、閉じた範囲が塗りつぶされます。

バージョン アップ [ベジェ曲線]ツールで描画中に、表示の拡大・縮小が出来るようになっています。(Ver.1.1.0)
操作 動作
[ベジェ曲線]ツールで描画中に、マウスホイールを回転します。 表示が拡大・縮小します。
[ベジェ曲線]ツールで描画中に、[Ctrl]+[Num+]キーを押します。 表示が拡大します。
ツールを使用中に、[Ctrl]+[Space]キーを押します。 キーを押している間だけ、[虫めがね]ツール(拡大)へ切り替わります。
ツールを使用中に、[Ctrl]+[Alt]+[Space]キーを押します。 キーを押している間だけ、[虫めがね]ツール(縮小)へ切り替わります。

■直線・曲線を描画

描画


クリックで、直線を描画できます。

曲線を描画


ドラッグ(マウスのボタンを押し、そのままの状態でマウスを移動させること)で、曲線を描画できます。ドラッグの開始地点は、その曲線上でカーブが最も急なポイントになります。

直線と曲線


クリックとドラッグを使い分けることで、直線と曲線が混在する線を描画できます。

■取り消し
[ベジェ曲線]ツールを使用中、右クリックをすることで、直前の操作を取り消すことができます。

■サブ定規について
[ベジェ曲線]ツールでは、定規としての線しか描画できません。そのため普通のレイヤー上で[ベジェ曲線]ツールを使用した場合、レイヤーのサブ定規として描画されます。[定規に沿った線を描画]オプションを使用すれば、レイヤーのサブ定規に従って、不透明領域を表示することができます。

ベジェ曲線


今回の設定で、普通のレイヤーに[ベジェ曲線]ツールで描画すると、上図のように、サブ定規(緑色の半透明の線)と不透明領域(桃色の領域)が表示されます。この不透明領域はあくまで表示されているだけで、レイヤーに実際に描画されているわけではありません。[消しゴム]ツールで消したりはできないので、ご注意ください。

■サブ定規を非表示にする
サブ定規の無い別のレイヤーを選択すれば、サブ定規(上図緑色の線)は表示されません。

レイヤープロパティ


サブ定規のあるレイヤーを選択している状態でも、サブ定規を非表示にしたい場合は、[レイヤープロパティ]パレットの[レイヤー]タブの[サブ定規を表示する]をオフにします。

■修正

パス編集


サブ定規なので、[パス編集]ツールでの修正が可能です。

直線の角を修正


直線の角を修正する場合は、ドラッグして頂点を選択してから、頂点をドラッグします。

曲線を修正


曲線を修正する場合は、方向点をドラッグします。

変更


サブ定規に対する変更は、そのままレイヤーの不透明領域に反映されます。[ベジェ曲線]ツールの基本的な使い方は以上です。

2.ベジェ曲線ツールで描画


影指定を参考に、[ベジェ曲線]ツールで影を描画します。髪の部分の作業を例に、解説します。

影レイヤー


(1)「髪 [クリッピングフォルダ]」内の影レイヤーを選択してください。

(2)[カラー]パレットで、下地の色との見分けのつきやすい色を設定してください。作例では赤色に設定しています。

影


(3)影の弧の端をクリックしてください。

影


(4)弧の上のカーブが一番急な場所からドラッグし、曲線を影の輪郭に合わせてください。

影


(5)もう一方の端をクリックしてください。

(6)同様の手順で影の輪郭をなぞっていってください。

影


(7)ある程度のところで始点まで戻り、線を閉じてください。内部が塗りつぶされます。

塗りつぶし


(8)(3)~(7)をくりかえし、髪全体の影の形を描画してください。

3.影を着色


[ベジェ曲線]ツールで作成した範囲に、影の色を塗ります。色がわからなくなるので、「影指定」レイヤーは非表示にしておきます。

レイヤー


(1)「髪 [クリッピングフォルダ]」内の「色」レイヤーを選択してください。

(2) [カラー]パレットで、髪の影の色を描画色に設定してください。

塗りつぶし


(3)[編集]メニューの[塗りつぶし(Ctrl+U)]で、レイヤー全体を描画色で塗りつぶしてください。「色」レイヤーは「影1」レイヤーのクリッピングフォルダ内にあるため、「影1」レイヤーの不透明領域部分のみ、塗りつぶした色が表示されます。

次に、影の部分にグラデーションをかけます。

レイヤー


(4)「グラデ」レイヤーを選択します。

エアブラシ
ツールオプション


(5)[彩色]リブから[エアブラシ]ツールを選択してください。[ツールオプション]パレット拡張タブの[参照レイヤーの線からはみ出さない]が、オフになっていることを確認してください。

バージョン アップ [参照レイヤーの線からはみ出さない]は効果リブに移動されています。(Ver.1.1.0)
ツールオプション

カラーパレット


(6)[カラー]パレットでグラデーションに使用する色を選択し、グラデーションを描画します。

基本的な着色方法は以上です。他の全部位、ハイライトや濃い影も、同様の手順で描画します。必要に応じて、影以外の部分にもグラデーションをかけます。

着色


背景のグラデーションには、[グラデーション]ツールを使用しています。画面の画像は、スクリーンショットを貼り付け、[移動と変形]で自由変形させたものです。

着色は以上です。

■「圧縮フォルダ」で動作を軽快に
レイヤーの枚数が多くなり過ぎると、画面の回転や拡大縮小、ブラシストロークなどの動作が緩慢になってしまいます。 これは[圧縮フォルダ]機能を利用することで軽減できます。
[圧縮フォルダ]機能とは、フォルダ内の複数のレイヤーを一時的に結合する機能です。[圧縮フォルダ]を閉じると結合され、展開すると結合が解除されます。結合中は複数のレイヤーが一枚のレイヤーとして扱われるため、その分処理の負担が減り、動作が軽快になります。

■使用方法

(1)一時的に結合しておきたいレイヤーを選択し、レイヤーパレットメニューから[レイヤーのフォルダ化(Ctrl+G)]を選択します。

レイヤーのフォルダ化


(2) [レイヤーのフォルダ化]ダイアログが表示されます。[フォルダを閉じた時に圧縮する]、[プレビューの解像度と表現色を指定する]の順にチェックを入れてください。[プレビューの解像度]と[プレビューの表現色]は、キャンバスと同じになっているかを確認します。

(3)[OK]をクリックし、圧縮フォルダ化を実行します。