
- ユーザーメイキング集

[1]スキャンした画像から線画をつくる
(1)まず、スキャンするための線画を描きます。
大まかな構図を決め、そこから細部を描き込んでいくようにしましょう。
構図を決める前に端から描き込んでしまうと構図のおさまりが悪くなったり、小さくなったりしがちです。
ラフ
線画
(2)線画が描き終わったら手持ちのスキャナでスキャンします。
解像度は300dpi以上を推奨します。
スキャナや複合機がない場合は、デジタルカメラで代用できます。
その場合は紙に照明が均一にあたるよう注意し、カメラを固定して撮影すると上手くいきます。
スキャンした絵をそのまま使用することはできません。
紙の影が入っていたり消し後が残っていたりするからです。
また、スキャンした線画は純粋に線だけではありません。
紙の色を「白色」として読み込んでいます。
線画として使用するには、この白い部分を透明にしなければなりません。
では、それらの問題の解決方法について説明しましょう。
(3)スキャンした画像をIllustStudioで開きます。
次に[フィルタ]→[色調補正]→[レベル補正]を開き、[プレビュー]にチェックしたら、右の矢印をやや左に、真ん中の矢印を右に動かします。
どれくらい動かすかは絵を見ながら調節してください。
線の色はやや濃いぐらいがちょうどいいです。
この作業で紙の影や消し後が見えにくくなります。
(4)次は[レイヤー]から[新規ラスターレイヤー]をつくり、[塗りつぶし]で黒く塗りつぶしましょう。
黒く塗ったレイヤーを「線画」レイヤーの下に移し、「線画」レイヤーに[選択]→[色域選択]を実行します。
このとき選択する色は「白」です。つまり線以外を選択します。
[色の許容誤差]は線の濃さにもよりますが今回の絵の場合、筆者は「12.0」にしました。
(5)[OK]を押したら、消しゴムツールで画面全体を消します。
余白のみが選択されているので線は消えません。
また、先ほどの「黒く塗りつぶしたレイヤー」が下にあるので、消した部分と消していない部分が一目瞭然です。
消し残しがないようにしましょう。

(6)[選択]→[選択を解除]を選び、黒く塗りつぶされたレイヤーを白く塗りかえます。
線画のみのレイヤーが完成しました。
白く塗りつぶしたレイヤーは、次の項で使用するので消さずにとっておきます。
また、[レベル補正]をして「線画」レイヤーの[合成モード]を[乗算]にすれば、白は乗算では下のレイヤーに影響を与えないので問題なく線画として使えます。
ただし、それだと[合成モード]は[乗算]から変更できず、線を目立たせたりすることはできません。
色域選択後に余白を消すこの方法なら、時間もかからないので[乗算]にするにせよやっておくに越したことはないと思います。
不要な細かい点が目立つようなら、[フィルタ]→[線補正]→[ごみ取り]で簡単にそれらのごみを取り除くことができます。
あまりにも大きいものや、数の少ないものは[消しゴム]ツールで消した方が早いこともあるので、そのへんは使い分けが必要です。












